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メールマガジン バックナンバー 第133号(2009.10.16)
2009.10.16(第133号)
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1.官僚よりも民間に問題がある(論長論短 No.100)
2.ゾマホンさん連載コラム 「人生甘くないよ」 (第4回)
日本とアフリカの関係について
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■1.論長論短 No.100
官僚よりも民間に問題がある
宋 文洲
官僚の天下りを問題にしている間に、民間企業では、高齢になっても毎日会社に来る人がたくさんいます。オーナー企業ならまだいいのですが、国の発注と政策に守られている民間企業に高齢者がゴロゴロしているのはなぜでしょうか。
正直言って以前よりかなり改善してきたと思いますが、それでも日本企業の経営者の平均年齢の高さは格別です。60過ぎてやっと社長の椅子に辿り付いたのですから、社長退任後、当然数年会長をやります。その後は名誉会長、顧問、相談役などを歴任するので80過ぎても取締役会に留まる事例は枚挙にいとまがないのです。
私も上場企業の取締役会を長く主催してきましたが、社長経験者は会長や名誉会長、そして顧問や相談役になっても、役員会での影響力は現役の社長より強いのです。現在の日本の上場企業にも社長が社内のNo.3やNo.4であることは決して珍しいケースではありません。
CEOがCEOのように仕事できない。このことを言い換えれば、権力のトップは結果責任を負う必要がないということです。おまけにこういう会社には大体、株主らしい株主も存在しないから、外部からの監督は実質的に不可能です。派閥が蔓延り、政治闘争に仕事以上のエネルギーを使ってしまうのです。
官僚や政治家のせいで経済は元気がないとの論調にいつも腹が立ちます。経済は一つ一つの企業、一人ひとりの人間の活性化によってのみ活性化されるのです。政治や官僚のせいにする企業は裏返せばそれだけ政治や官僚に依存してきた企業です。
我々ベンチャー企業は決して政府や政治や官僚に何かを期待することがありません。人間様が地球上に繁盛している以上、かならず「食べる、着る、楽しむ、働く」などの行為をするのです。一国、一分野、一時期に自分を縛り付けず身軽に変化を成し遂げれば必ず成長の道が見付かるのです。
しかし、この身軽さと自ら変化する強い願望は高齢者には少ないのです。良い悪いの問題ではなく、我々は動物であり自然の摂理に勝てないのです。「高齢者が元気だ」といってもそれはその年齢に対して元気だという意味であり、70代の経営者が50代のように働きチャレンジできる訳がないのです。
私は以前、面白いタクシーに乗ったことがあります。ドライバーは明らかにご高齢でした。興味半分でご年齢を聞いたのですが、確か70歳前後だったと思います。「いつまでおやりになるつもりですか」と聞きましたら、「おらは死ぬまでやりたい」とおっしゃいました。
死ぬ直前まで仕事したいお気持ちは分かりますが、一緒に乗っている人はたまりません。
P.S.日経平均が語るもの
大半の時間を北京で過ごしている現在、私はよく日本に初めて行った時のことを思い出します。24年前の今、北大のキャンパスがもう肌寒かったあの秋。
もし私があの時に日経平均を1株買っていれば今日はまだ損したままです。85年10月の日経平均は1万2千円以上だったからです。これに対してニューヨークと香港で買えば今日で6倍になります。最も資本主義の成熟したロンドンで買っても今日で2倍以上になります。
株の話ではなく経済の話です。結果に原因があるのです。
取締役達が集まった勉強会によく講師として呼ばれますが、女性が一人も居ないケースが殆どです。保守的な風土、高いコスト体質、株主軽視の風潮が重く日本経済に圧し掛かっています。これらの短所は長所のテクノロジーと社員の勤勉さを食いつぶしてもたりません。
「日本では今、素晴らしい事業がどうにも見当たらない」。これは著名投資家ウォーレン・バフェット氏の1998年10月の発言です。彼が正しいかどうかを評論するつもりはありませんが、投資家は評論家と違って判断を間違ったら膨大な賠償金(損害)を払わなければならないのです。
(終わり)
今回の論長論短へのご意見はこちらへ↓
http://www.soubunshu.com/article/130310998.html
■2.ゾマホンさん連載コラム 「人生甘くないよ」 (第4回)
日本とアフリカの関係について
ゾマホン
前回のメルマガでは、日本のマスコミにアフリカの事実を伝えて欲しいということをコメントしました。過激なこともいいましたが、私にとって事実は事実。
私は正直に話します。今回も多少過激ですが、どうか最後までお読みになってください。
アフリカ大陸の事について、私が皆さんに伝えたいことをもう一度整理します。
第一に「アフリカ大陸の事実を知ってほしい。」ということです。
第二に、「アフリカ大陸から紛争を無くすには、アフリカ諸国に武器を売ってはいけない。」ということです。
この二つに関しては、前回のメルマガでお伝えしたとおりです。
そして、今回は三つ目。「ODA(政府開発援助)をバンバン出すよりも、民間企業の投資を促進して欲しい。」ということです。
私は日本で生活してはじめてわかったことは、日本の国民も生活は大変だということ。それは海外ではわからなかった。日本人はみんなお金持ちと思っていました。この間違った考えは、いわゆる途上国の人ばかりではありません。欧米人だってそう思っている人は沢山います。
日本人も大変です。一生懸命働いて、税金を国に納めて。でも偉いと思うのは、そんな大変な状況でも子どもの教育にはしっかりお金をかけています。それは日本人の素晴らしいところです。
話はそれましたが、ようは一生懸命働いたお金で税金を払い、その税金の中からODAが使われている。ODAは日本人の血税だから、一円も無駄に使ってはいけないと私は思います。だからODAをバンバン海外にばら撒かないで欲しいと思います。
もし、アフリカの発展を考えていただけるなら、ODAではなく、民間企業から投資のほうが、日本にとっても、アフリカ諸国にとってもいい影響があると思います。
アフリカへの投資に関しては、最近、中華人民共和国(以下、中国)が欧米諸国に批判されています。日本でも一部批判をしているのを聞きます。その理由は、“中国はアフリカ大陸の資源を確保するために一生懸命投資をしているが、アフリカの国は人権を守っていないから、投資をするな”という批判です。私はその意見は絶対許せません。
中国も昔は、欧米諸国の植民地でした。植民地という苦しみを知っている国です。そんな中国とアフリカ諸国の関係は昔からあります。
日本では批判もありますが、アフリカでは毛沢東は尊敬されている人物です。
なぜなら、毛沢東は1970年代から、“我々はアフリカと兄弟である”と何度も演説していました。そして、その当時から中国はアフリカ諸国と兄弟のように付き合ってきました。
このことだけを聞くと、皆さんも色々意見があるかと思いますが、でもこれは事実です。アパルトヘイトがある時代からもずっと兄弟のように付き合ってきました。
私が言いたいのは、中国のアフリカ投資を批判するよりも、どうすれば、日本の民間企業がアフリカ諸国に投資しやすくなるかを考えなければいけないと思っています。民間企業の投資を促進するために、日本政府がそれをバックアップできる仕組みを作って欲しいと思います。
最後に、日本の民間企業がアフリカに投資しやすくするためには・・・・
まずはアフリカの間違った情報を正して、多くの日本人にアフリカ大陸に来て欲しいと思っています。
あとは移動手段。日本からアフリカ大陸の直行便はありません。例えばベナンまで行くとすると、ほとんどがフランス経由で行かなければ行けません。料金もかなり高額です。時間もかかります。交通費も時間もかかってしまうとビジネスはなかなかできません。そこを何とかしなければいけないと私は思っています。私はそこを変えるためにも一生懸命頑張りますので、皆さんもご協力よろしくお願いいたします。
ベナンについて詳しくは私のサイトも参考いただければと思います。
http://www.zomahoun.com/
今回も最後までお読みくださりありがとうございました。
(終わり)
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