宋文洲 大絶賛!!
新営業支援システム
eセールスマネージャーRemix Cloud
ついに登場!
メールマガジン

メールマガジン バックナンバー 第79号(2007.8.31)

2007.8.31(第79号)

━━━

1.批判されるのも批判精神(論長論短 No.46)
2.「自分のキャリアか子供の教育か」(「子供を産んで見えたもの」連載4)

━━━

■1.論長論短 No.46
批判されるのも批判精神

宋 文洲
小さい頃よく先生に「人の批判を素直に受け入れなさい」と教えられます。
大人になっても先輩や上司に同じことを勧められます。しかし、なかなか素直に受け入れられないものです。特に批判する人の中に「俺の話を聞きなさい」と言っている人も少なくないので余計に反発してしまいます。

立場や文化背景の相違に関係なく、成功した人のほとんどが他人の批判に耳を傾けるタイプの人です。これには簡単な理由があります。それは成功の直接原因は常に客観的だからです。成功するには努力も重要ですが、自分の希望的観測に沿ってがむしゃらに頑張っても成功にはそれに応える義務がないからです。

批判を受け入れない人の多くは逆に批判が大好きです。昇進が遅れると会社を批判し、投資に失敗するとマーケットを批判し、人生に不満があると社会を批判します。

批判精神は大切ですが、それには「批判する精神」以上に「批判される精神」も持ち合わせないと歪な批判精神となります。自分を常に正当化しておきながら他人を批判する人生は歪な人生になるのです。

この間20年ぶりに北海道の友人と再会しました。それなりの大学に進学し、社会問題にも関心を持っていた彼はなんとフリーターになっていました。再開の喜びを味わう暇もなく、彼は親や社会への批判を展開し始めました。信頼関係を頼りに私が彼にアドバイスしたのはその批判を自分にも向けてみることでした。

年をとっていろいろな苦労した今、私はやっと批判を受け入れる旨みを味わえるようになりました。自分の知識の狭さを痛感し、判断の危うさを恐れるからこそ他人の批判が欲しくなります。あまりにも欲しいから悪意のある批判にも反論したくなくなるほどです。反論すると他の悪意のない人までも批判をやめるのではと心配するからです。

人の批判ばかりを気にして自分を見失うと恐れる人がいますが、そのような人は批判を受けなくても自分を失うのです。自分を持ちながらも新たな自分に到達するには他人の批判を参考に実践を重ねるしかありません。受け入れることは自分の中で消化することであり、従うことではありません。

他人の批判を聞いて成功した場合もあれば失敗する場合もあります。しかし、聞いて採用した以上それはもう自分の意見、自分の責任だと真摯に納得すべきです。なぜならば、自分の主観で判断しても同様に成功と失敗があるからです。
他人の批判が当たっていない時には、自分の判断もよく間違うことを思い出せば感情的になりません。

批判を受け入れることは新しい自分と出会うための船出であり、批判する人はその船を岸から海に押し出してくれます。どのような航海になるか、どんな自分に出会えるか、それは自分次第であり、緊張しながらも楽しむものです。

(終わり)

今回の論長論短へのご意見ははこちらへ↓
http://www.soubunshu.com/article/53242401.html


■2.「子供を産んで見えたもの」(連載4)

第四回 自分のキャリアか子供の教育か

森村 佳子

先日、ママ友達の一人からこんな相談を受けました。
「ピアノとか水泳を教えてくれて小学校受験にも強い保育園、知らない?」
まだ生まれて半年しか経っていないのに、です。

育児休業中の彼女は、職場復帰を控えて保育園探しの真っ最中。近くの保育園を見学しているうちにとても大切なことに気付いたというのです。
「私はフルタイムで仕事に戻るから子供をお稽古に連れて行く人がいないのよ。
それに仕事をしている母親にお受験は無理っていうけど、だからって何もせずに公立でいいのかしらって思っちゃうのよね・・・」

彼女は小さい頃たくさんのお稽古をしていたそうです。小学校も有名私立小学校。専業主婦だった彼女のお母様はとても教育熱心な方で、「女性も男性と同じように仕事を持つべきよ」が口癖だったそうです。そんな環境に育った彼女は、仕事に戻っても子育てはできると思っていました。しかし、ただ育てるのではなく習い事やお受験をさせるとなると話は違ってきます。自分のキャリアか我が子の将来か・・・。ここに来て二者択一を迫られているような気がするというのです。

同じように休職中の別のママ友達はすでに独自の解決策を見つけていました。
「私はベビーシッターを頼むことにした」
専属のベビーシッターに保育園とお稽古の送り迎えをしてもらうほか、子供の晩御飯まで面倒をみてもらうのだそうです。

外資系企業の管理職をしている彼女はかなりの高給取りだと思いますが、それでもお給料はすべて子供の養育費に消えていくことになるそうです。
「お給料が私の目の前を素通りしてゆくことになるけど、自分が仕事をしているせいで子供に何もしてあげられないのは嫌だから。」
自分のキャリアも子供の将来もどちらも捨てたくない。彼女の気持ちははっきりしていました。

しっかりとした教育を受け社会進出を果たした女性が、我が子にも自分と同じような教育を受けさせたいと思うのは当然のことでしょう。こうした女性の多くが職場復帰を前に、改めて仕事と子育てのジレンマに直面しているのです。
「夜遅くまで子供を預かってくれて、その間にお稽古もお受験対策もしてくれる。そんな保育園があったら流行りそうだなぁ・・・。」
娘と一緒にのんびりとお昼寝しながら、そう他人事のように思ったのでした。

(つづく)
森村さんプロフィールはメルマガ76号の連載1をご覧ください。
バックナンバーはこちらへ↓
http://www.softbrain.co.jp/mailmaga/list.html

(終わり)

━━━
pagetop